2012年07月23日

禁煙治療成績の年次報告

保険診療による禁煙治療を行っている場合に、中国厚生局に年次報告をしなくてはいけません。
今年もその時期が来て、集計をしました(当院のホームページに結果をUPしています)。
その結果は、昨年に比べて禁煙治療を希望された人は、42名から21名へと何と半減しました。なお治療成績では、禁煙成功率で昨年50%、今年57%と決して満足のいくものではありませんでした。
 私が大変に残念に思うことは、治療薬の第一選択と言っていい内服薬のチャンピクスに投与制限がかかったことです。チャンピクスによる禁煙治療中に薬剤による意識消失の疑いの報告が相次ぎ、現状では、自動車やバイクの運転などをしないことを条件に処方をするしかなくなりました。折角の良い薬が使いにくい状況になり、正直、治療する側も歯がゆい立場になりました。
こうなった以上、本気で禁煙を推進するには、タバコが遠い存在になるように(すなわち値上げ)政策で国民の健康を守る必要がありそうですね。賛否両論はあるかと思いますが、タバコが健康には無害と思っている方はおられないでしょうから。
posted by さだまさし似院長 at 21:59| 日記

2012年07月21日

夏風邪 あなどるなかれ

夏本番になりました。
最高気温が30℃を超え、最低気温も25℃を超えると、クーラーなしでは本当に疲れます。
さて、7月中旬頃から、夏風邪の方が増えてきました。原因は、アデノウイルスなど暑い時でも増殖するウイルスであろうと推察されます。発熱、のどの痛み、そして咳が主な症状です。市販の風邪薬を飲んでみたが良くなりませんとの訴えが常套句です。インフルエンザウイルス感染と違い、根本的な薬はありませんので、こじれて細菌感染を起こさないようにするとか、症状に応じて薬を使うことになります。家族や友達の間で蔓延することも珍しくないので、冬場のインフルエンザと同様に考えてみて下さい。風邪をひかれたら、無理をせず睡眠をしっかりとってご自分の免疫力の発動を期待して、まさにご自愛なさるのが最良の治療方法でしょう。
posted by さだまさし似院長 at 08:31| 日記

2012年07月14日

総合診療医

最近、総合診療医という言葉をよく耳にされると思います。私が医学教育を受けた20から30年前には、普通の医者ではダメで専門的な知識や技術を身に着けるよう指導されたものでした。私自身、内科専門医、呼吸器専門医、呼吸器内視鏡専門医、がん薬物療法専門医など、必死で取得したものです(一部は返上しましたが)。その当時に幅広く対応できる総合診療医をめざしますと言ったところで、教育を受ける場所もなかったと思います。
時代の要請により医療は変わるべきであろうと思いますが、あの時もっと専門と関係ないことも勉強しておけば良かったと思うこの頃です。
有名な日野原重明先生のブログを拝見すると、日本も3から5割は総合診療医であってよいのではないかと書かれています。
恥ずかしくで今から総合診療医など名乗ることもできませんが、「総合診療医もどき」としてできるだけ幅広く患者さんの訴えに対応できればと勉強してるこの頃です。
posted by さだまさし似院長 at 08:16| 日記