今日は、2018年の最後の診療日です。今年1年を振り返って感じたことを書きます。
国の方針で、お薬はジェネリック薬を強く推奨する方向になっています。そのため、先発医薬品の営業の方の訪問は、めっきり減りました。以前は、年の終わりになると立派な
カレンダーをいただいたりしていましたが、今ではありません。変化を感じています。
よく2025年問題、すなわち高齢者人口が過去最高になり、その医療や介護が大変になるだろうと予測されていることに対しての私見です。この数年の当院の在宅診療が増えているのかと言えば横ばいであり、何となく、このままで推移していくのではなかろうかと考えています。
今年の終わりぐらいから、新たに我が国で働きに来られた外国人労働者の健診の依頼を受けるようになりました。いよいよ新しい国際色豊かな時代に入るのだろうなと感じています。でもそのための準備は?不安があります。
夏の豪雨では、診療所の前あたりで、足のくるぶしまで水が溜まり恐怖を感じました。
地球温暖化で、日本は亜熱帯化して、スコールのような大雨は今後もあるでしょうから、心配の種はつきません。
来年が穏やかな年になるように祈っています。
2018年12月28日
今年1年を振り返って
posted by さだまさし似院長 at 11:17| 日記
2018年12月11日
人生会議
「人生会議」と聞くとどんなことを想像されますか?
どんな学校に行き、どんな職業につき、結婚して、子供を育て、自分の趣味や特技を活かす、自分らしく生きてそして終える。
実は、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)という自分の意識が薄らいでしまった時、どんな医療や介護を受けたいか考え、伝えていく過程の愛称が、「人生会議」に決まりました。厚労省が今年の11月30日付けで発表したものですから、皆さん、まだ知らなくても当たり前かもしれませんね。
無駄な延命治療は受けたくないと考えていても、家族など近い人にきちんと伝えておくこと、できれば文書に書いたり、担当医や主治医にご自分の心づもりを伝えることは、大切なことだと思います。自分がわからんようになってからのことは知らんけえ、というのも一理ありだとは思いますが、残された家族たちには、どうしたら良いのか気苦労をかけることになるので、やはり、できれば、ご自分の意思表示はするべきだと考えます。
私は、このACPにたまたま、医師会の仕事で関わるようになりました。我が国は、これからしばらくは、多死社会になります。自分らしく終えるために、どのような医療を受けたいのか「人生会議」を家族の人たちに呼びかけてみてはいかがですか。
どんな学校に行き、どんな職業につき、結婚して、子供を育て、自分の趣味や特技を活かす、自分らしく生きてそして終える。
実は、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)という自分の意識が薄らいでしまった時、どんな医療や介護を受けたいか考え、伝えていく過程の愛称が、「人生会議」に決まりました。厚労省が今年の11月30日付けで発表したものですから、皆さん、まだ知らなくても当たり前かもしれませんね。
無駄な延命治療は受けたくないと考えていても、家族など近い人にきちんと伝えておくこと、できれば文書に書いたり、担当医や主治医にご自分の心づもりを伝えることは、大切なことだと思います。自分がわからんようになってからのことは知らんけえ、というのも一理ありだとは思いますが、残された家族たちには、どうしたら良いのか気苦労をかけることになるので、やはり、できれば、ご自分の意思表示はするべきだと考えます。
私は、このACPにたまたま、医師会の仕事で関わるようになりました。我が国は、これからしばらくは、多死社会になります。自分らしく終えるために、どのような医療を受けたいのか「人生会議」を家族の人たちに呼びかけてみてはいかがですか。
posted by さだまさし似院長 at 17:25| 日記