2020年04月21日

新型コロナウイルス感染でオンライン診療

 現在は、新型コロナウイルスの感染の広がりが今後どうなるのか混沌とした状況下にあります。4月になって厚労省は、特別に申請なしで医療機関に、再診と初診からのオンライン診療を解禁しました。思えば当院は2年ぐらい前に、オンライン診療の体制を整えましたが、当時は反響がなく辞めました。根気よく続けていればという思いもなくはないですが仕方ないことです。現在は、人との接触をできるだけ回避(目標8割)することが求められており、よく受診せずに電話で薬をもらえるか、お電話をいただくようになりました。この状況で考えましたが、当院では、過去に受診したことのある方で状態が推測できる方のみ、電話対応で診察とすることにしました。私が心配するのは、今回の特例をきっかけに安易な電話等による診察が存在するのではないかと危惧しています。電話やビデオ通話では、やはり情報量が乏しいので診察の精度が低下します。やはり、体調がいつもとかなり違うようであれば、患者さんは医師との対面での診察をお勧めします。医師も電話での診察が妥当でない場合は、ご面倒でも対面診察を勧めるようにしたいと考えています。
posted by さだまさし似院長 at 16:08| 日記